小手指進学セミナー H29県立高校倍率

2017 埼玉県立高校 志願倍率について

2月24日で、平成29年度埼玉県立高校入試(入学者選抜)の志願先変更が締め切られて、各県公立高校の志願倍率が確定しました。
小手指進学セミナーでは、近隣西部地区の県立高校の入試倍率の変化をまとめてみました。ご参考ください。

【平成29年度入試における志願倍率の特徴】
昨年(平成28年度)と比較すると、今年度の志願倍率はほとんどの高校で0.1~0.3倍程度上昇しています。
つまり、県立高校への合格に至る道がわずかだが細くなっている。
昨年の募集人員、応募者数と今年度を比較しても大幅な変化が認められないことから、「受験生の保護者が私立より県立・公立高校志向になっている」と考えられる。
西部地区の県公立高校では、各校の志願倍率は比較的安定しているが、例年と比べて目につく点があった。
 

川越、川越女子
昨年の志願倍率を下回った。しかも、21日(出願日)→23→24日(変更日)で倍率も下がった。
川越   1.47倍(H28)→1.41倍(H29)
川越女子 1.54倍(H28)→1.50倍(H29)
 
所沢北
所沢北(普通)は志願人数で見ると、21日(出願日)→23→24日(変更日)で人数が減った。ただし、24日時点の志望倍率は1.64倍で昨年比+0.27倍となった。
所沢北(理数)は志願人数で見ると、21日(出願日)→23→24日(変更日)で出願後の人数は変わっていない。志願倍率は、昨年より-0.34倍の2.0倍となった。
 
川越南
川越南は人気があり、例年志願倍率が高くなる傾向にあるが、今年度は昨年度と同じ1.53倍だった。21日(出願日)→23→24日(変更日)では人数が減る傾向になった。
 
所沢
所沢はここ数年北辰テストの偏差値も上昇している。今年度志願倍率は1.41倍で昨年比+0.16倍となった。志願人数で見ても21日(出願日)→23→24日(変更日)でいずれも人数が増えている。これは、上位の高校から志望校変更を検討した生徒の多くが所沢に変更したと推測される。
 
所沢西
今年度の志願倍率は、昨年比+0.11倍の1.35倍になった。21日(出願日)→23→24日(変更日)では一回目の志願先変更で人数を減らしたが、2回目は変わらなかった。
 
入間向陽
毎年安定した志願倍率であるが、今年度は昨年比+0.05倍の1.20倍になった。出願時所沢西だった生徒が変更した可能性あり。
 
豊岡
出願時の志望倍率が昨年比+0.27倍になったためか、その後の志願先変更で人数が減った。それでも、志望倍率は1.37倍で昨年比+0.20倍となった。「近隣の県立高校の中では各大学の推薦枠をたくさん持っている」という情報が保護者の間で共有されたことが影響している可能性がある。
 
所沢中央
出願時の倍率が昨年比-0.12倍の1.08倍だったが、その後の志願先変更で志願者数を増やし、24日時点の志願倍率は1.14倍まで戻した。理由として、上位の高校を志望した生徒が志望校変更してきたと考えられる。
 
狭山清陵
出願時の倍率が昨年比-0.10倍の0.99倍だったが、その後の志願先変更で志願者数を増やした。しかしながら24日時点の志願倍率は1.00倍である。
 
飯能、飯能南
どちらの高校も出願時の志望倍率は昨年比プラス(飯能+0.03倍、飯能南+0.14倍)になった。

補足:
・平成28年度の志望倍率は、志願者確定数と募集人数から算出したため、志願時最終倍率とは異なる場合があります。
・一覧表の「対比」は、21日時点では昨年度の志望倍率との比較、23日時点は21日との倍率の比較、24日時点は23日との比較です。
・高校名は略称です。他についても敬称略とさせていただきました。

出典・参照先サイト:
・埼玉県教育局で作成、Webサイトで公表している各種情報
・平成29年度埼玉県公立高等学校入学者選抜に関する情報(埼玉県教育委員会)
 http://www.pref.saitama.lg.jp/f2208/29nyuushi-jouhou.html
・彩の国さいたま公立高校ナビゲーション
 http://www.navi.spec.ed.jp/w/

#埼玉県 #県立高校入試 #小手指 #中学生 #学習塾 #塾