恩田 陸さんの「蜜蜂と遠雷」

恩田 陸さんの「蜜蜂と遠雷」を日曜日に読みました。
「夜のピクニック」を読んでいたこと、直木賞と本屋大賞をダブル受賞していたことから、内容も確めずに購入したのですが、ピアノコンクールに挑戦するピアニストたちのお話でした。

個人的に楽器の演奏は好きなので、違和感なく本の世界に入っていけました。
恩田さんの作品は人物の輪郭をくっきりと書き込んでくれる印象が強いのですが、今回も様々な登場人物をしっかり書き分けているため、人間関係や個々の気持ちの変化に途惑うことなくことなく読むことができます。
さらに、演奏シーンで音や雰囲気を「言語化」しているのですが、その表現力と言葉の豊かさには圧倒されます。まるで、その場面に居るような感覚を味わうことができる、そんな感じです。

日曜日まるまる一日かけて読むつもりだったのですが、あれこれと用事が入り実際に読み始めたのは夕方になってからでした。5分の1ほど読んだところで一度中断したのですが、諦めきれず読書を再開しました。
結局読了したのは明け方の4時過ぎでした。(^^;
それくらい面白い小説です。
おススメします!
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